2025年12月10日、本年度実施してまいりました新潟初開催の「ケース研修」につきまして、全日程を無事終了いたしました。
本研修には5名が参加し、全員がケース研修を修了しています。
修了後の進路につきましては、すでに試験に合格された方、今後試験受験を予定されている方など、受講生ごとに状況は異なりますが、いずれも本ケース研修の修了により、ITコーディネーターまたはITコーディネータ・アソシエイトとして登録申請を行うための要件を満たし、資格取得に向けた権利を得ています。
ご受講いただいた研修生の皆様におかれましては、本研修に真摯に取り組んでいただき、誠にありがとうございました。インストラクター一同、心より御礼申し上げます。
以下、本研修における学びや成果について、武内 正一郎(副代表理事)メインインストラクターによる研修実施報告を掲載いたします。
新潟での約四半世紀ぶりのケース研修が終了しました。
毎日本気で取り組ませていただいたので、終わってからもまだ翌週も続くような、不思議な感覚になりました。
受講生のみなさまからは良いアンケート結果をいただきまして光栄です。熱心に取り組んでいただいて本当にありがとうございます。
そして、この6日間だけでなく、この後実際にITコーディネータとして活躍していただいてこそのケース研修。その成果が芽を出すことを楽しみにしています。
私自身もケース研修を通じて多くのことを学ばせていただき、新たな気づきを得ることもできました。
「講演」や「セミナー講師」とも違う、「インストラクター」という関わり方で受講生のみなさんを導かせていただく中で、一方的に「教える」ということではなく「体験してもらう」ということを常に意識しながら進めさせていただきました。
今回は、ITコーディネータのバイブルであるPGL(プロセスガイドライン)がバージョン4に変わってから最初の年にもあたります。新しいPGLの要点だけでなく、時には過去のお話も織り交ぜながら、さらにこれからもPGLが変わる可能性が十分にありえること、そしてそんな中でも現在のPGLを学ぶことの意義についても、できるだけ俯瞰的な見方で伝え・体験していただけるように進めさせていただきました。
他の資格と比べて、ITコーディネータとは「現在進行系」で「永遠に未完成」で「常に変わり続けている」存在だと思います。
そこが良くない・大変だと感じる人もいるかもしれませんが、私はむしろ魅力と感じている面であり、おそらく全国の多くのITコーディネータが同じように思っているはずです。
手法やノウハウを覚えても、そのものは古くなるかもしれないけれど、「変わっていくことへの対処法」を身に着けられれば、これからもっと新しい技術や手法が出てきてもそれを使って経営をよくしていくことができる。
ダーウィンの進化論には「強いものが生き残るのではない。変化できるものが生き残るのだ。」という言葉があります。
「毎日一緒にお菓子を食べながら取り組む」という私なりの小さなこだわりも6日間続け、最終日はみんなでケーキを食べました。
「同じ釜の飯」でこそありませんが、同じ場でおいしいものを食べて労をねぎらい合うことも、ケース研修が「企業支援活動の疑似体験」という点からはとてもとても大切なこと。
改めて、受講生のみまさま、サブインストラクターやITC新潟の仲間達、他組織で協力やアドバイスをいただいた多くのみなさまに感謝いたします。本当にありがとうございました。

武内 正一郎
副代表理事
受講の様子



最終日には先輩ITコーディネーターからのお話もさせていただき好評でした!(サブインストラクター 桑野 一哉(理事)高井 信洋(理事)河合 里美(理事))

